『ロラネットニュース』No.29/2022年1月15日号に、イ・ギョンシン著『咲ききれなかった花 ハルモニたちの終わらない美術の時間』の書評が掲載されました。評者は海野慎治さんです。ナヌムの家を訪れた時のことも語られています。
……日本の政治家は一定の時間が経過すると、必ずこういう「妄言」を繰り返すという事です。それに対し、ドイツという国では、毎年のようにナチス時代に関する新作映画を一般に発表し、公開するという事です。また記憶のプレートなども道に埋め込んでいる。こうすることで、社会の一般の人々が、ナチスの時代にどういうことがあったのか、記憶を新たにしている、という事です。日本はその逆を行っています。つまり、強制連行はなかった、という事を一定の期間を置いて繰り返すことで、人々や社会に「なかった」という事を定着させようとしているのです……どちらが、社会全体のことを考えようとしているのか、逆に、妄言を言う自分たちだけのことを考えようとしているのか、明らかであろう……
「ロラ」は「おばぁちゃん」という意味のタガログ語 「アジュマ」は「おばさん」という意味の韓国語
シスターフッドの輪を広げていきましょう。
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