初めまして。アジュマブックスです!



アジュマブックスを始めます。代表の北原みのりです。

96年に、女性向けのプレジャートイショップ「LOVE PIECE CLUB」をつくりました。

ラブピースクラブは、2021年に25周年を迎えます。最初はインターネット通販ではなくウエッブマガジンとしてスタートしました。フェミなことをプロ・アマ問わず色んな人が書く場、痛みや怒りを共有したり、セックスのことも正面から話し、フェミ的笑いでもりあがったり・・・そのような場を目指したのです。

当時、インターネットでは個人が自分の作品や文章を世界に向けて自由に発表できるようになるんだって! なんてことを「夢」として友人たちで語るような時代でしたが、実際にラブピをはじめてみると、ラブピでコラム書きたい! と連絡を下さる方もいて、夢だったことが現実になっていくのを実感しました。時にはラブピに共感のメールをくださる方の文章があまりにも面白く「ぜひ連載しませんか」と声をかけたこともあります。そんな風にラブピースクラブはショップだけでなくウエッブマガジンとしても25年間続けてこられました。

というわけで、長年積みかさねてきた言葉、フェミな思いを形に。「アジュマブックス」という出版部門をたちあげました! ウエッブマガジンでの蓄積をもとに、そしてフェミニスト編集者の方々の協力をもとに、主に性暴力の問題、「慰安婦」問題に特化した本を出版していきます。 出版の仕事はラブピをはじめた頃からの長年の夢でしたが、その強いきっかけとなったのは、「咲ききれなかった花」という、「慰安婦」被害にあった女性たちに絵を教えたイ・ギョンシンさんが2018年に記した一冊です。


女性たちに絵を教えたとき、イ・ギョンシンさんは20代でした。若い時代に学ぶ機会を奪われた女性たちにハングルを教えるためにナヌムの家に通ったイ・ギョンシンさんですが、性暴力被害を受けたずっと年上の女性たちとどのように交流していいか分からず授業はうまくいかず、、、その時に「自分ができることはなにか」と考えて生まれたのが、美術の時間をもつことでした。そしてその授業は思いがけず、女性たちがそれぞれの過去に向き合い、言葉にならない思いを表現する時間となっていきます。

この本を紹介してくれたのは、日本の「慰安婦」運動を牽引してきた梁澄子さんです。2017年に「慰安婦」問題を若い世代に伝えていくための「一般社団法人キボタネ」を共に立ち上げた梁澄子さんと共に、この本をなんとか日本で出版したい! と話しあうなか、ああそうだ、この本のための出版社つくればいいのだ! ということになり・・・それから約2年、かなりのんびりとではありますが少しずつ準備してきました。クラファンで多くの方の協力をいただき、「咲ききれなかった花」を出版することができます。

アジュマブックスの最初の1冊はクラファンでつくった「咲ききれなかった花」、そして「ハヨンガ」です。


韓国の大切な本2冊を同時に出版して、アジュマブックススタートします。


アジュマは・・・もちろん、皆さんご存知の、「アジュンマー!」韓国語でおばさん! という意味です。きれいな響きですね!

たくさんのアジュマーの声を、未来のアジュマーの声を届けていきます。

どうぞよろしくお願いします。読者の皆様の声も届けていただけたらこんなに嬉しいことはありません。


一緒にシスターフッド、深めていきましょう!

あ、あと、アジュマブックスのロゴは、放牧の民ホボのサバイブするための記号の一つです。

いそいで書いた手書きの「猫」は、「親切な女性が住んでいる家」にマークされたそうです。

猫と女性、最高の組み合わせです! このロゴは私が手書きで、急いで、でも思い込めて書きました。

ここに、私たちはいるよ! 住んでいるよ! の思いを込めて。


アジュマブックス代表 北原みのり