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韓国ハンギョレ新聞に「三人の女」広告が出ました!

更新日:2023年9月11日



9月7日ハンギョレ新聞に、「三人の女」日本語版が大きく紹介されました。


改めて、9月9日に来日される著者チョ・ソニさんの講演会、この機会に多くの方に来ていただけたらと願っております。

紀伊國屋書店でのイベントは満席になりましたが、9月9日(土)文京区シビックセンター4Fシルバーホールでの開催はまだ若干お席がございます。


チョ・ソニさんは1960年生まれ。韓国の民主化を率いるハンギョレ新聞創設(1987年)メンバーの1人でもあります。チョ・ソニさんが12年かけて書かれたのが「3人の女」です。12年の間には、公職に就く時間などがあったとのことですが、それでも12年間諦めずに「想い続けた」3人の女の人生が、韓国の近代史を通して描かれます。いや、3人の女を通して、朝鮮半島の近代史が描かれるのです。


物語は3人のショートカットの女がソウルの街に現れたことから始まります。

時は1925年。関東大震災の2年後、治安維持法が施行される年です。

共産主義に希望を見いだし、共産主義者たちがスターのように語られるような時代、一方で、日本は徹底的な思想弾圧の元、祖国解放を求める知識人、若者たちを弾圧していきます。

大変な時代を生きた20代の女たちが、どのような最期を迎えるのか。

歴史は彼女たちにどのような世界を見せたのか。


日本の歴史教科書では知ることのできなかった歴史が、ここに描かれています。

膨大な歴史資料を集め、それでもその歴史に残されることのなかった女たちの人生を丁寧に掘り起こし、抑制的な想像力で歴史を振り返った小説。この小説が書かれ、出版され、そして大きな話題になった韓国社会の力に改めて感服します。


出版は2017年でした。キャンドル革命後の文在寅政権の元、韓国民主主義が花咲いたような年だったかもしれません。今の韓国社会からは、この本がどう受け取られているのかは分かりませんが、それでも、激変する韓国社会をチョ・ソニさんがどのように見つめていらっしゃるのか。貴重なチョ・ソニさんのお話です。


講演タイトルは

【二〇世紀の春を生きた女たち ~朝鮮独立運動と共産主義運動とフェミニズム~】


お申し込みまだな方はぜひ、ご予約をお待ちしております。

2023 年9月9日(土) 14 : 00 ~ 16 : 00(開場13 : 30 ~)

@ 文京シビックセンター 区民会議室4 階ホール 講演: チョ・ソニ(『三人の女』著者) 対談: チョ・ソニ×梁 澄子(『三人の女』翻訳者)

入場料: 1000 円(学生は無料です)






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