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ISBN 9784910276076

定価1980円(本体1800円+税)

著者 ポムナル

翻訳者 古橋 綾

監修者 李 美淑

解説者 北原 みのり

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道一つ越えたら崖っぷち

性売買という搾取と暴力から生きのびた性売買経験当事者の手記

ポムナル著 古橋 綾 訳 李 美淑 監修 北原 みのり 解説

2022年10月6日発売

 

性売買経験当事者が書いた本。ソウルオリンピックの1988年から20年間、性売買を経験した著者による勇気ある手記は、性産業がいかに女性たちの人生を搾取していくかを詳細に私たちに伝えます。
同僚の女性たち、暴力と搾取まみれのひどい雇い主や斡旋人、借金のシステム、性売買の終結地「ガラス部屋」、買春男たちの姿態、すべてを振り返りつづり見えてくるのは、この問題が決して韓国社会の特別な女性の話ではないことです。

性産業脱出後トラウマと闘いながら著者は同様な体験をしている女性たちのために闘うシスターフッドの活動を始めます。記されている内容は私たちの社会そのものでしょう。なぜなら、崖から突き落としたものは、女性を軽んじて安いものと見なしているすべてのことであるからです。著者の勇気をぜひ早く読んでください。
 

原書推薦文
性売買経験当事者である作者の話は具体的で淡々と進む。だから強い力を持つ。文章を読み進めながら、自分へのしんどい問いかけを止められなかった。私だったら違っただろうか。他の人生を生きられただろうか。私は絶対にその道に入らないと言い切れなかったから、本を閉じることが出来なかった。(チェ・ジニョン/小説家)

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